ポスドクへの予算


 平成23年度の文部科学省予算配分を見てみると、テニュアトラック用への予算が27億円しかなく21年度の半分以下になってるんだがこれはどういうことなんだろうか?27億を全て人件費として考えて年収600万とすると450人分の雇用になるけど、研究費が半分と考えると225人分か・・・そしてこれをまだ常勤の職を得ていない全ての博士で競わねばならんのか・・・厳しいね、ほんとに・・・。


 色々調べているうちに面白いサイトを発見。
日本学術振興会の特別研究員のその後の追跡調査を独自に行っているのだが
その結果が素晴らしい!
http://www.jsps.go.jp/j-pd/data/pd_syusyoku/01_pdgaiyou.pdf


なんと5年後経過調査では91.7%が常勤の研究職に就いており、わが国の研究者の養成・確保の中核的役割を果たしている!
とかっこよく書かれているが
出しているのはその割合だけで実数は出ていない。
さらに注意書きに
「割合は不明者等を除いて算出」
とある。
すごいぞっ!怪しげな投資商品や保険の宣伝でも最近はうるさく言われるのに
日本学術振興会がこんな怪しげなデータを公表しているぞっ!


これじゃあ常勤の研究職の割合が高くなって当然だろう。
そんな人しかまともにアンケートに返事するわけないし
アカデミックな研究人生が上手くいかなかった人は行き先すら
分からなくなってしまうでしょうしね・・・
なので実数を出さんと何の意味もないデータなんだが・・・
ふぅ〜、やれやれ・・・
明日のお仕事に備えて寝よっと